型番 |
mzk-002 |
販売価格 |
132,000円(税12,000円)
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★売約済み★ご相談ください
※背面ボウルに擦りキズがあるため、Outlet品となります。ご了承ください。
中〜上級者向けのコンサートモデルです!
・サイズ
弦長:60cm、ネックからの全長:約70cm、ボディの最大幅:35cm
・素材
響板:スプルース
ボウル:23枚リブ
ナット&ブリッジ:牛骨
ネック&ペグ:黒檀
ロゼッタ:牛骨
・ソフトケース・リーシャ付き
・7コース・ウードの調弦:1弦F、2弦C、3弦G、4弦D、5弦A、
6弦F(1オクターブ下)、7弦C(1オクターブ下)
【当センター・松尾賢講師推薦文より掲載】
7コース・ウードは、伝統的な6コースのウード(例:トルコ調弦:1弦C、2弦G、3弦D,4弦A、5弦G(1オクターブ下)、6弦D(1オクターブ下))に対して、更に4度高いF弦を加えたウードです。このF弦を加えた事により、伝統的なウードの一般的な演奏可能音域である2オクターブ半をはるかに上回る3オクターブ半の音まで演奏できるようになりました。
7コース・ウードは20世紀初頭から製作されていたらしいのですが、普及する事はありませんでした。
20世紀後半から、イラク人演奏家のナスィール・シャンマ氏のアクロバティックな演奏が注目されるようになると、イラク・スタイルの調弦(イラク調弦:1弦F、2弦C、3弦G、4弦D、5弦A、6弦F(1オクターブ下)方法と、繊細で高音弦を多用するテクニカルな演奏スタイルがアラブ世界で流行するようになります。
とはいえ、ウードは伝統的に低音弦を多用した演奏方法が魅力の一つであり、イラク調弦では、その魅力を失う事は否定できません。
そこで、注目され直したのが7コース・ウードです。
イラク・スタイルの高音弦を多用する演奏スタイルも、伝統的な低音弦を交えた演奏スタイルも、どちらも演奏出来る上、更に演奏音域が広がった事で、ウードの演奏技術を大きく開く可能性も秘めています。
中東では楽器の王様であるウード。7コース・ウードは、伝統的なオスマン・トルコ時代の器楽曲も、ムニール・バシールに代表される現代イラク・スタイルにも、どちらにも対応できるウードの王様、と形容しても過言ではないでしょう。